こんにちは。
音遊kimono school神戸校 きものclub夏彩講師・お夏(佐藤夏穂)です。
今日、5月3日は2020年度の神戸市成人式が延期を経て開催される予定でした。
緊急事態宣言により、再度延期に。
何らかの形で、お祝いができますように。
今でこそ着付け師、着付け講師をしてますが、
私自身は、成人式を自主的に不参加。
「成人式に振袖はいらない」
と成人式数か月前に言い放った人間です。
「それより、一生使える真珠のネックレスをちょうだい。」
なんて言って、なんともかわいげのない娘でした。
人生わからないものですね。
そんな黒歴史を暴露しちゃいます。
高3の1年間、休学してスウェーデンに留学しました。
まだIKEAも北欧雑貨も日本になかった時代。
1993年のスウェーデンは、男女平等、環境対策、社会福祉がすでに進んでいた社会でした。
お金や物より、時間や住環境を優先にゆったりとした生活は目新しく、
実用的かどうかも重要視される社会はとても魅力的に見えました。
18歳で大人となる国で、すっかり感化され帰国した私は、
「振袖は出番がないのに高くて無駄なもの」
「二十歳なんて、通過点」
と完全に斜に構えていました。
両親はそんな私にも理解を示し、
着物と同じくらい高価な
真珠のネックレスとピアスをプレゼントしてくれました。
(一生モノでとてもうれしかったのですよ)
それでも、写真くらいは・・・と母が言い、
レンタル着物で前撮り撮影。
母は、後日そのレンタル着物を買い取っていたので、本心はやはり振袖を買いたかったのでしょう。
今は振り袖着付の練習用に大活躍
成人式当日は、スウェーデン人の友人宅で過ごし、市民会館にギフトだけもらいに行き、夜は家族と食事したかなぁ?
成人式は、自分のための日ではないと理解できたのは、
すっと大人になってからでした。
周りの方々に大人になったことを祝福していただき、
自分からはありがとうと伝える日ですよね。
今、新成人の方が
「両親に感謝しています」
と笑顔でおっしゃると胸がチクッと痛みます。
これから成人する皆様、
お祝いはしっかりしてもらいましょう。
そして、感謝を忘れずに。
その後、着物が好きになったのは、
20年も後のこと。
母となってから
「やっぱり、着物が着られる方が
大人の女性として魅力的だよね…」
と思う機会がたびたびあったのです。
長くなるので、そこはまたの機会に。
「私、着物が似合わないから」
「いい思い出がない」
そんなあなたも、思い込みかも。
今は着物が似合うステキなお年頃の女性になっていますよ!
私がそうだったから、自信を持ってオススメします。
年を重ねたからこそあふれる美しさがあるのです。
(目尻のシワがあっても、今の自分が好き)
新成人の方とご家族の皆様へ。
写真だけでも・・・
という方、ご自宅でお着付のお手伝いをいたします。
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音遊kimono school
【神戸校】きものclub夏彩
佐藤夏穂 kimono.natsuiro@gmail.com
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