十二単の真実。おひなさまの着物は何枚重ね?

こんにちは。

「何気ない日常+きもの=広がる彩りある世界」

をお伝えする音遊kimono school神戸校 講師・お夏(佐藤 夏穂)です。


今日は桃の節句ですね。

我が家は都合により、昨日のうちにちらし寿司でお祝いをしました。

こちらが我が家のお雛様。
お顔が気に入って我が家にお迎えし、今年で16年です。



ところで、天皇陛下の即位の礼など正式な場で着用する十二単は、

何枚羽織っているかご存じですか?


12枚?

私も、少し前までそう思っていました。

重たかろうね…と。


ところが、「十二」は
「たくさん」
の意味なのです。



では、正解は何枚?

数えてみましょう。


そもそも、「十二単」は平安時代中期に貴族の女性(主に宮中で働く女性)が着ていた装束。
実際に着るのは、天皇の御前へ出る時、あるいはお祝い事と決まっていました。



十二単の構造は上からこの順番です↓

①裳(も):腰に当てて結び、後ろに垂れて引く。服としてはカウントせず。(白の部分)


②唐衣(からぎぬ):1番上に羽織る短い着物なので、豪華な柄入り。(朱色の部分)


③表着(うわぎ):こちらも表に見えるので、豪華な生地で作られていました。(灰色の部分)


④打衣(うちごろも):紅染めの衣。


⑤五衣(いつつぎぬ):真ん中あたりのグラデーションの部分。5枚重ね。

(時代によってもっと重ねていたこともあったようです。)

この部分で季節感やファッションセンスを見せました。おひなさまは、春らしい色目でコーディネートされていますね。


⑥単(ひとえ):肌着の役割を果たしていた1枚。


⑦長袴(ながばかま):スカートのように履いているのでカウントせず。


つまり、②~⑥の枚数をカウントすると・・・・

正解は9枚です。



(ここで、お断りを。

我が家のおひなさまは、わざわざ12枚にして作られたようで、五衣が一般的なものより多かったです....。)



いかがでしたか?

おひなさまから知る、十二単の知識。

明日、まわりのお知り合いに

「ねえ、知ってる?」

と広めてくださいね!



きものclub夏彩では、そんな雑学も取り込みながら、レッスンを開講しています。


*~*~レッスン概要*~*~*

☆毎週火、木、日曜日

☆10:00~/13:00~/15:00~

☆初めてさんも2時間x5回のであっという間に着物デビューです☆

☆いつでも安心のマンツーマンレッスン

☆受講方法は、対面/オンライン/ハイブリッド(両方)の3つの方法


お申し込み・お問い合わせは

こちらからどうぞ→ ☆お問い合わせフォーム☆


メールの場合は、コチラまでどうぞ↓

音遊kimonoスクール

【堺本校】

宮田真由美  

miyata.m@onyou-wa.com

【神戸校(きものclub夏彩)】

お夏(佐藤 夏穂) kimono.natsuiro@gmail.com

音遊 kimono school

音遊 kimono school は 『 素敵 kimono スタイル 』をテーマにお洒落に着物を楽しみたい方のためのスクールです。

0コメント

  • 1000 / 1000